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医療用ウイッグ

現在に至まで医療用帽子なんていうものはよく耳にしたことがある。他に代用していたものはバンダナなど。これは、ガン治療の為の抗がん剤の副作用のために、髪の毛が抜け落ちたり、皮膚が変色したりというのを見せないようにするためのものです。

 

実際にがん治療を受けている方々は病気の他にもさまざまな悩みを抱えているものです。とても大きな病気のガンへの不安と同時に、金銭的な面や外見的なこと、人間関係や仕事に関すること。

 

抗がん剤治療によっての外見の変化に落ち込み悩む人もたくさんいます。最近では、少しでも生活や仕事がしやすくなるためにと外見のケアを支援する自治体や医療機関が広がりつつあるそうです。

 

国立がん研究センター中央病院が2007年から悩みを抱える患者さんの外見ケアの支援のお話を少々紹介させていただきます。
ガンの治療で代表的なものは抗がん剤治療や放射線治療があります。この代表的な副作用の一つで知られているのが髪や眉毛などが抜け落ちていくこと。手足の指が黒ずんだり爪が割れたりもする。この大きな外見の副作用は、特に女性患者がショックを感じることも多いそうだ。でも、それは女性としても男性だとしても当たり前のことなのです。この精神的なショックを少しでもカバーをする為のものが医療用帽子と言われているものや医療用ウィッグなのです。

 

ある日、支援センターには抗がん剤治療中の女性やその家族が集まった。週に二回開催する無料のセミナーなんだそうだ。病院の一角にアピアランス支援センターを設けているらしい。講師は臨床心理士で「使うと決めたウィッグに近い髪型に合わせて地毛を切っておくと戸惑いがない。」と言います。薬が終われば、また生えてきます。としっかりと副作用についても説明をしてくれます。
この外見ケアの講習会に参加をした方の中には、ウィッグをかぶり似合っていると褒められたことが自信になったと言っていたといいます。

 

実際にがん治療に通っている人々はどんな副作用を一番苦痛に感じるのかというアンケートがありました。女性からの回答の一番多かったものは頭髪の脱毛が一番多かったそうです。二位は吐き気。三位はしびれ。外見的な苦痛が大きい人も多いいのです。まつ毛や眉毛の脱毛、顔の変色というものも上がっています。これを見ると、外見上の苦痛というものも多い。

 

医療が進歩して外来でも抗がん剤治療ができるようになっています。生活の為や、自分らしくいるためなど、仕事をする患者さんも増えつつあります。どのように生きていくかというのはとても重要なことなのです。

 

ある入院患者の女性の元に職場の上司が面会しにくることになり、自分の姿を見られることを嫌がった彼女は支援センターに相談をした。ウィッグをつけて、ネイルを塗って、メイクもして、以前と見た目は変わらない状態で、明るく話ができ、遠く感じていた社会とつながれた感じがしたそうだ。

 

講習会に参加するのは大半が女性なんだそうです。男性限定の相談窓口というものもあるそうです。個別相談も応じてくれる。この支援センターは今後、遠隔地の患者支援につながるよう、各地の病院で参考にしてもらえるような外見ケアの指針をまとめていくそうだ。

 

この支援は各地の医療機関でも始まっているところがあるそうです。国立病院機構四国がんセンターは講習会をスタートしました。患者は皮膚の色素沈着しやすい場合もあるため日焼け止めをまめに塗ったほうがいいなどのアドバイスもあったそうだ。

 

病院に入院している患者の声の中には「髪が抜けて買い物に行けない」「外見が変わっていくのが苦痛だから治療をやめたい」というものがある。専門の外見ケアというところでじっくりと余裕を持ってこういう相談ができて、少しでも軽くしていくことを見つけていけるというのはとても良いことです。

 

国立病院機構九州がんセンターでは月に1〜2回、入院する乳がん患者らを対象に講習会を開いているそうです。これまでに約100人が参加しているそうです。外来患者の参加もできるようにと体勢の強化も努めているらしい。

 

いま、関心を寄せる病院がふえつつあるのが現実です。支援に乗り出している自治体もあります。

 

ガン治療というのは身体の苦痛、外見の苦痛、その他に生活費や医療費の不安からくる苦痛というものがあります。簡単に医療量ウィッグを買えばいいと済む話でもないのです。外見の苦痛と経済的な苦痛というのはがん治療をしている人々をよりいっそう苦しめるものになっています。

 

山形県では抗がん剤治療による脱毛のためのウィッグ購入する人への補助メニューを設けた。市町村と折半して最大で1万円を補助する。県には副作用で髪が抜け落ちてウィッグを必要としている人々が年間約800人いるとみていて、その社会復帰を支えるのも狙いなんだそうだ。

 

がんを患った働き手の四分の一が失職している。抗がん剤治療で経済的に苦しくなってウィッグの購入をためらう人は少なくないというのが現実です。

 

ウィッグを購入しやすくなることで仕事をすることや外出をすることに前向きになってもらいたいという思いがある。
岩手県北上市はウィッグを購入するがん患者に3万円を補助している、がん検診の受診料補助などの対策事業の一環であり、年間で20〜30人の利用者がいる。秋田県能代市もがん患者に最大3万年の補助を始めたらしい。

 

この補助金の制度が全国的に広まってくれることを願っています。外見の苦痛、経済的な苦痛というのを考えるととても心が痛くなります。ただでさえも、がんという病気と戦っているのに、他の苦痛まで合わさってきたら苦しくてしょうがありません。

 

当店で扱うウィッグは本格的な部分ウィッグです医療用ウィッグとしても代用はできます。ヴィオーラ【viaura】はインターネット通信販売の為、掲載してありませんがフルウィッグ(オールウィッグ)の医療用ウイッグについてのご相談もお気軽にお寄せ下さい。部分ウィッグと同じように、医療用ウィッグも安くて本格的なものを提供させていただきます。