インターネットで「かつら」という単語で調べてみると、マスメディア的なさまざまな情報を目にします。正直に言えば、あまり役に立つような情報ではないんですよね。あとは大手有名メーカーの高額なウィッグが多数出てきます。
商品によっては、同等のレベルの部分ウィッグで三万円台というのは当店でも扱いがあります。この金額の差というのは何処から出てくるのか・・それは、例えば宣伝方法的なもの。芸能人を使えば、ギャラがかかる、CMもコストがかかる、簡単に言えば派手に目立たせようとしている部分でお金がかかってしまうのです。その分が商品に乗っかってきます。
価格が違うのに技術的なことで大差がないのはなぜなのか・・・それはカツラ、ウィッグ業界って広いようで狭いようなものだからです。カツラやウィッグに携わる商売をしたことがある人間ならば、職人ならば、大手の技術や製法を知っている、それ以上の案や物を作ることができるのです。同等のものや、それ以上のものを作り出すということが可能になってくるのです。
これはきっと、どこの業界でも同じことなのでしょう。部分かつらや女性ウィッグに限らず、こういう対照的な差が現れるものはある。
今のようなこういう時代だからこそ、より安く、良いものを求めるというユーザー、お客様がたくさんいて、メーカー側もそれに答えいく姿勢が必要なのです。